☆祝☆舞鶴でのパーム油発電計画から出資会社が撤退しました!

☆祝☆2020年4月23日、Amp社が「舞鶴でのパーム油発電計画」から撤退しました!

日立造船株式会社、舞鶴市、京都府にも計画の撤回を求めましょう

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在、京都府舞鶴市で、パーム油発電所の計画が持ち上がっています。

パーム油は私たちが日常消費するインスタント食品やマーガリンなどの植物油脂としてや、洗剤・石鹸・化粧品などの日用品に使われていますが、生産時における熱帯林破壊に伴う生物多様性の損失、地球温暖化への影響、地域住民や労働者への人権侵害などを引き起こしています。

発電では、莫大な量のパーム油を使用することとなり、さらなる農地拡大による熱帯林破壊や人権侵害への影響が懸念されます。
また、日本では、実際に発電が行われている場所で悪臭・騒音などの健康被害が起こっていて、地域の方々が安心して暮らせない状況が続いています。

そのためにウータンは、他のNGOや地域の方々とパーム油発電の問題を考える学習会や署名集め、省庁や自治体・企業への申し入れ等を行ってきました。
舞鶴市のパーム油発電計画は日本でも最大級であり、使用予定の年間12万トンのパーム油は、日本で消費されるパーム油の5〜6分の1に相当します。
お隣の福知山市で稼働しているパーム油発電所は、騒音と悪臭がひどく、地域住民からは「夜も眠れない」との苦情が出ています。
2019年には燃料が流出する事故も起きました。

それを知った舞鶴の発電計画地近くのほぼ全ての住民は計画に反対し、活動を続けてきました。

▶︎「舞鶴にパーム油火力発電所なんかいらん!」舞鶴西地区の環境を考える会

そのような声を受けて、舞鶴パーム油発電事業の主体である「舞鶴グリーン・イニシアティブ合同会社」で事業を実質的に担う予定だったカナダの再生可能エネルギー投資会社Amp社は、2020年4月23日に撤退を表明しました!Amp社は毎日新聞の取材に対し、「事業規模が大きく資金調達などさまざまな課題があり、住民の強い反対があった」と語りました。

▶︎「舞鶴・パーム油発電所 オーナー会社が撤退 これで3社目 地元自治会「事業中止決断を」/京都(毎日新聞)

ウータンは、Amp社の決断を高く評価し、撤退の決断を称えます。
また、これに対して舞鶴市長は、発電所の建設・保守等を引き受ける日立造船と土地提供の京都府とともに事業の推進を継続することを表明しました。

▶︎「舞鶴・パーム油発電所 市長、事業推進を表明 地元に説明資料」/京都(毎日新聞)

ウータンは、発電所計画予定地近くの方々の健康で安心した生活の権利を奪い、野生生物の生息地を奪い、気候変動で未来の子どもたちの人生を奪うパーム油発電を進めようとする舞鶴市の多々見良三市長、日立造船、京都府にパーム油発電計画の撤退を強く求めるとともに、この事業を推進する元凶となっている固定価格買取制度(FIT制度)を担っている経済産業省・資源エネルギー庁へパーム油をFITから除くように働きかけをこれからも続けていきます。

さて、みなさまにもこの問題にご関心を持っていただくとともに、私たちに力を貸していただけないでしょうか?

これまで主体となる予定だった企業が撤退した今がチャンスです!
新しい投資会社が入ってくる前に計画を潰したいと考えています。