(9/1-30)パーム油フリー月間 キャンペーンを開始しました!

#パーム油フリー月間 キャンペーン‼️🦧

ボルネオ島の熱帯林破壊や生物多様性の損失原因となっている「 #パーム油

パーム油フリー商品の紹介や、暮らしの中で使用を減らすアクションを呼びかける「パーム油フリー月間キャンペーン」を、9月1日〜9月30日の1ヶ月間開催中です!

ぜひ「 #パーム油フリー 」「 #パーム油フリー月間 」のハッシュタグをつけて、SNSで発信してください!

また、公式SNSのフォローや投稿のシェア・拡散もよろしくお願いいたします。

🔻 キャンペーン公式SNS
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パーム油の使用を減らすことを目指す「パーム油フリー月間」。

お菓子やカップ麺、インスタント食品の原材料名にある「植物油脂」の多くには、マレーシアやインドネシアなどで採れるアブラヤシからできた「パーム油」が使われています。

パーム油を生産するための大規模な森林破壊は、オランウータンをはじめとする野生動物を絶滅の危機に瀕させている大きな要因です。

自然豊かな熱帯雨林を伐採して作られたパーム油を使い続けることは、動物たちのすみかを奪うことにも繋がってしまいます。
かけがえのない熱帯雨林を守るためにも、パーム油の利用はできるだけ控えましょう。

もしパーム油を含む製品が必要な場合は、環境や人権に配慮して作られた「RSPO認証マーク」がついたものを選ぶのも大切な一歩です。

【あなたが取り組めるアクション】
・パーム油フリー(不使用)の商品を買って投稿する
・パーム油を減らす工夫やライフスタイルを投稿する
・守りたい自然や動物への想いを投稿する

投稿にはハッシュタグ「 パーム油フリー月間 」「 パーム油フリー 」を添える
今回は、3回目の「パーム油フリー月間」企画を記念して、プレゼント企画を行います!ぜひ皆さまご参加ください。

【プレゼント企画参加方法】
投稿にパーム油フリー月間 をつけて、ご自身のアクションやエピソードを期間中に投稿し、こちらの投稿に「投稿しました」とコメントをする。

< プレゼント内容 >
〇優秀賞:
・国産全身シャンプーバー CHANTIQUE |全身シャンプーバー(CHANT) (5名様限定)
・ヴィーガンUVスプレー @soeff (4名様限定)

◉審査は、今回のプロジェクト発案者であるウータン森と生活を考える会プランテーションウォッチ、Ethical Givingが審査いたします。

【開催期間】 9月1日(火)〜 9月30日(水)
みなさまのご参加と発信をお待ちしております!

【企画・主催】
◎エシカルストア『Ethical Giving エシカルギビング|地球に、未来の子供たちに、ミニマリストに。 』

◎環境NGO『ウータン・森と生活を考える会 HUTAN Group ウータン・森と生活を考える会 』

【共同プレスリリース】インドネシアの熱帯林を破壊するバイオマス発電は「重大なESGリスク」   環境NGOのエンゲージメント要請に対し、国内外の主要株主・金融機関から懸念相次ぐ

ゴロンタロ州のペレット工場向けの伐採地(c)Auriga Nusantara

 報道関係者各位

2026年9月1日

ウータン・森と生活を考える会

【共同プレスリリース】

インドネシアの熱帯林を破壊するバイオマス発電は「重大なESGリスク」

環境NGOのエンゲージメント要請に対し、国内外の主要株主・金融機関から懸念相次ぐ

 

ウータン・森と生活を考える会、プランテーション・ウォッチなどの環境NGO 5団体ら(末尾に記載)は、2026年4月、「生物多様性ホットスポット」インドネシア・スラウェシ島の木質ペレット生産・調達に関与する、阪和興業および東京ガス株式会社の主要株主(国内外の金融機関71社)に対し、「ESG エンゲージメント及び投融資の見直し(ダイベストメント)を求める要請書」を送付しました。

本要請に対し、日本のメガバンク、大手生命保険・損害保険会社、そして世界有数の規模を誇る資産運用会社から多数の回答および直接面談の機会が寄せられました。回答数は、国内金融機関が12社(14社中(回答率約86%))、海外金融機関が8社(57社中(回答率約14%))です。

連名団体はこれまで投資家・金融機関に対して、木質バイオマス発電の問題について継続的に対話してきました。今回の国内金融機関の回答率は極めて高く、本事業に対する危機意識の広がりを示しています。

回答や面談を通して、本事業が抱える熱帯林破壊と人権侵害リスクが、もはや「NGO側の懸念」にとどまらず、国内外の投資家・金融機関にとっても、企業の財務やステークホルダーに重大な影響を与える、「気候・自然資本・人権リスク」として認識されていることが明らかになりました。一部では実効的なアクションに向けたエンゲージメントも行われています。

阪和興業は、スラウェシ島・ゴロンタロ州のペレット工場(PT. Biomasa Jaya Abadi:BJA)に20%出資し、生産されたペレットを日本や韓国向けに販売。その一部が、東京ガスの富山県・伏木万葉埠頭バイオマス発電所で燃やされています。

両社には、投資家・金融機関の懸念を受け止め、危機の回避に向けた迅速な行動が求められます。

投資家の回答は下記まとめ、阪和興業・東京ガスへの提言(求められる行動)は本文後半をご覧ください。

 

【実施時期・方法】

・時期:要請書発出(4月1日)後、4月中旬から6月上旬にかけて実施

・方法:メールや書面(PDF)での回答、オンラインまたは対面での対話を通してヒアリング

・要請書を送った金融機関:金融情報システムを用いて阪和興業・東京ガス両社の株主を調べ、持ち株比率の上位を中心に絞り込んだ。社名は要請書末尾に記載。

 

【投資家・金融機関の回答まとめ】

①要請内容に関するオンラインまたは対面での直接対話を実施:4社

・【国内A社(運用会社)】:当該ペレット生産事業について、「EIA(環境影響評価)が未公開であること」「絶滅危惧種への影響」「人権への影響(洪水被害など)」など、現場の実態と阪和興業の建前との乖離について深い質疑を実施。投資家側から「現実に企業に何を要求していくべきか(EIA公開やTNFD開示、伐採・調達の即時停止か段階的停止か)」について戦略のすり合わせを求められ、今後の「投資判断に生かす」との発言がありました

・【国内B社(保険会社)】:「天然林伐採に伴う水害・洪水リスク(災害リスク)」に強い関心。固有種・絶滅危惧種に対する悪影響と合わせて、こうしたリスクが明らかにも関わらず企業が出資判断を行っている現状を踏まえ、阪和興業のガバナンス(リスク判断の体制)に疑問を呈する見解も示されました。

・【国内C社(運用会社)】:すでに阪和興業に対してエンゲージメントがなされたと説明がありました。投資家として企業を追及するために、「常に鮮度の高い現場の情報が欲しい」という切実な要望を受けました。

・【国内D社(銀行グループ)】:NGOからの説明を受けて、当該伐採エリアの森林が、「原生林ではないが、絶滅危惧種が多く、保護価値の高い森林(HCV)である」との認識を共有し、今後のポリシー改訂やエンゲージメント等において、HCVを重視する意向が示されました。

 

②自社の厳格な方針や具体的なアクションを明言:6社

・【海外E社(運用会社)】:「認証制度や合法性証明等に依存するだけでは現場のリスクは防げない」として、要請書の懸念事項に完全同意。環境・人権リスクに関するガバナンスと情報開示の透明性について、東京ガスの取締役会と直接エンゲージメントを行う意向を示しました。

・【国内F社(銀行グループ)】: 木質バイオマス発電を「負の影響を助長する可能性が高いセクター」と認識。「環境・社会課題の未対応により事業継続に重大な影響が出る場合は投融資を行わない」というリスク管理/スクリーニングの基準を提示しました。

・【海外G社(銀行グループ)】:「一次熱帯林の伐採」や「高炭素貯留林(HCS)の転換」等を伴う事業には「資金提供しない(will not finance)」と明言。NGOからのレポートもクライアント対話のスコープに含めると回答しました。

・【海外H社(銀行グループ)】:バイオマス事業への融資には「赤道原則(EP4)」に基づく「FPIC(住民の事前の自由な同意)」の取得が必須であるとの見解を示しました。

・【国内I社(運用会社)】: インドネシアの木質バイオマス生産・調達における熱帯林破壊や人権リスクの懸念を公式に表明。「事業主体による継続的な情報開示」「第三者による検証」「(地域社会を含む)ステークホルダーとの対話」が不可欠であるとの見解を示しました。

・【国内J社(銀行グループ)】: 森林・木質バイオマス発電を、投融資に際して「留意が必要な事業」とし、燃料の持続可能性、ライフサイクルGHG排出量を考慮し、重大な負の影響を回避するよう務めると回答しました。また、森林セクターの投融資先に対してNDPE(森林破壊・泥炭地開発・搾取ゼロ)FPIC(自由意思による、事前の、十分な情報に基づく同意)の遵守を要求するとしています。

※これ以外の10社は、個別案件・顧客に関する回答はできないという主旨の回答でした。

 

【国内外の株主・金融機関の懸念を踏まえた阪和興業・東京ガスへの要請】

阪和興業株式会社に対して提出した情報公開の要請書(3月16日付)では、

-BJAに木材を供給するBTL およびIGL の事業実施地(伐採エリア)の環境影響評価(EIA)の公開 

-これらのエリア内に生息することが確認された固有種および絶滅危惧種のリストの開示 

-種の保全や生態系の保全・回復措置についての詳細な説明 

-伐採エリア周辺のコミュニティに対する、「自由意思による、事前の、十分な情報に基づく同意」(FPIC)の手続きに関する具体的記録の開示

を求めました。 

しかし、法的義務であるはずのEIAの公開はされずその他の質問に対しても十分な回答はありませんでした(同社の回答525日付)及びNGOによる回答の要点抜粋)。また、「地域社会の意見を適切に反映している」「住民協議(パブリック・コンサルテーション)は実施されている」との回答とは裏腹に、具体的情報は開示されず、事業の影響を受ける地域では村人による抗議が繰り返されいます。直近の5月に行われたデモでは6名の逮捕者が出ており、警察の法的措置を恐れた一人の女性が服毒し自殺未遂を図る事態となりました。  

 

国内外の株主・金融機関の懸念も踏まえ、阪和興業に対して以下の行動が求めます。

– 木質ペレット生産のための熱帯林伐採の即時停止

– 事業地(伐採エリア)の環境影響評価(EIA)の公開

– 固有種・絶滅危惧種のリストおよび保全措置の詳細な説明

– 住民協議/FPICの実施記録の公開、住民との軋轢の解消に向けた措置

東京ガスとしても、持続可能性・法令遵守・人権尊重の観点から、このような状況で調達を継続することは許されません。調達を即座に停止した上で、上述の行動をサプライヤーに求め、適切な対応が見られない場合、調達を見直すべきです。

日本の再生可能エネルギーが、インドネシアの貴重な生態系と人々の命・生活基盤を破壊して成り立つことは、気候変動対策として完全に破綻しており、到底責任あるビジネスとは言えません。連名団体は今後も、熱帯林破壊や人権への負の影響のないエネルギーシステムを目指して、投資家・金融機関、関連事業者との対話を継続してまいります。

 

【最新の状況報告】

  • 1万筆超(6月17日時点)の反対署名を阪和興業と東京ガスに提出:ウータン・森と生活を考える会は、国内外から集まった「熱帯林をバイオマス発電のために燃やさないで!」とする本事業への反対署名を、阪和興業および東京ガスへ正式に提出し、即時の伐採停止を要請しました。

<オンライン署名>(2026年8月24日現在 14,094筆) https://t.co/0jZ953uHxM

 

  • 東京ガス定時株主総会での指摘と経営陣の対応:日刊工業新聞の報道によれば、6月26日の東京ガスの定時株主総会において、環境保護を重視する株主から「インドネシア産バイオマス燃料が現地の森林破壊や地元住民の人権侵害につながっている」「激しい抗議活動が行われ、逮捕者も出ている」との指摘が上がりました。これに対し同社の担当役員は「遺憾であり、重く受けとめている。現地の燃料事業者にはそうした課題の解決を図るよう、働きかけたい」と応じました。

<日刊工業新聞 (2026年6月26日付)> https://www.nikkan.co.jp/articles/view/785237

 

  • 日・インドネシア森林保全シンポジウム2026での指摘と議論(7月23日):シンポジウムにおいて、現地NGOや研究者より、本事業に伴う1.4万ha超の森林破壊や度重なる洪水被害、住民への人権侵害の実態が改めて報告されました。一方、資源エネルギー庁からは2026年度からの大規模木質バイオマスに対する新規FIT/FIP支援の廃止方針や持続可能性基準の厳格化が示され、登壇した金融機関からも、環境・人権配慮が不十分な事業には投融資を行わない厳格な方針が表明されました。

<日・インドネシア森林保全シンポジウム2026>

https://www.gef.or.jp/news/event/260722-23japan_indonesia_forest_symposium/

 

【要請書および本プレスリリースの連名団体】

ウータン・森と生活を考える会

プランテーション・ウォッチ

熱帯林行動ネットワーク

マイティー・アース

「環境・持続社会」研究センター(JACSES)

泊みゆき(バイオマス産業社会ネットワーク理事長)

 

【本件に関するお問い合わせ先】

一般社団法人ウータン・森と生活を考える会

理事:石崎 雄一郎

contact-hutan@hutangroup.org

 

(10/24)特別来日講演:パプアニューギニアの森と未来を守る

熱帯雨林の宝庫であり、多様な文化が息づくパプアニューギニア。
しかし、かつての植民地支配や外部からの搾取的な開発は、現地の森と社会に大きな影を落としてきました。

そこで20年以上にわたり、森林保全とコミュニティの自立支援に携わってきたNGO
“FORCERT”のコスマス・マカメトさんを招き、現地のリアルな現状と私たちができることについてお話しいただきます。

村に伝わる植物や動物、資源の知識を丁寧にまとめ、次世代へ確実に引き継ぐためのプロセスを支援したり、女性や若者たちの声を吸い上げ、地域社会のすべてのメンバーが自分の意見を表明する力を得られるように努めたりなど、地域社会のエンパワーメントを図ってきたFORCERTの活動から学びたいと思います。

【ゲスト講師プロフィール】
Cosmas Makamet(コスマス・マカメト)さん
非政府組織FORCERTマネージャー。
環境科学修士。パプアニューギニアにおける持続可能な森林管理の第一人者であり、2008年には国内最大の認証木材輸出を成功させるなど、エコ・フォレストリーの普及に尽力。150種以上の鳥の鳴き声を識別できる豊かな感性と専門知識を併せ持つ。

FORCERT 公式サイト: https://forcertpng.org/

【開催情報】
日時: 10月24日(土)14:00 〜 16:00

会場: 大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)セミナー室1
住所: 大阪市中央区大手前一丁目3番49号
アクセス: 京阪・Osaka Metro「天満橋」駅から徒歩約6分
https://www.dawncenter.jp/shisetsu/map.php

参加費:無料

申込: 以下のフォームにご記入ください
https://forms.gle/hFzADXfGF6R8NQFq7

主催:パプアニューギニアとソロモン諸島の森を守る会
協力:ウータン・森と生活を考える会

6/27(土)【大阪&オンライン】ウータン会員総会&西岡良夫代表の講演「COP30からの課題〜アマゾンの生態系がピンチ!回復力が課題」

6/27(土)【大阪&オンライン】ウータン会員総会&西岡良夫代表の講演「COP30からの課題〜アマゾンの生態系がピンチ!回復力が課題」

【日時・スケジュール】2026年6月27日(土)

13:30〜15:00 ウータン会員総会 

15:30〜16:30 西岡良夫代表の講演「COP30からの課題〜アマゾンの生態系がピンチ!回復力が課題」  

終了後、有志で懇親会

【場所】

または、オンラインzoom (お申し込みの方にURLをお送りします)

申込みはこちら

https://docs.google.com/forms/d/1PX1DBPL7QUtJccJudmYln-hQ_SbKIikLyPZqJuretqc

または、contact-hutan@hutangroup.org

【5/30開催】COP30報告会:アマゾンの森から未来を問う ~先住民の知恵と気候正義~ブラジル現地取材に基づく最新報告

 

2025年にブラジルで開催されたCOP30(国連気候変動枠組条約締約国会議)ではどのような成果があったのか?

現地アマゾンの先住民はどのような声をあげたのか?

今回は、長年ブラジルの民衆運動や先住民族を取材されているジャーナリストの下郷さとみさんをお迎えします。

イラン情勢をはじめ、世の中が大きく変化しながらも、環境問題はずっと待ったなしの状態であり、未来世代にこれ以上のツケを残すことはできません。

巨大開発に抗う先住民たちの「自然の権利」や「気候正義」という視点からも、私たちがこれからどのようなアクションを起こしていけるのか、今だからこそ共に考える時間を持ちたいと思います。

■開催概要

COP30報告会 アマゾンの森から未来を問う 〜先住民の知恵と気候正義〜

【日時】 2026年5月30日(土) 14:00~16:00(終了後、有志で懇親会)

【会場】

 ・会場参加:大阪市立生涯学習センター 第2研修室 (大阪駅前第2ビル6階) 

・オンライン:Zoom配信

【参加費】

    無料(活動継続のため、寄付を歓迎しております)

【内容】 

・COP30ベレン会議 現地レポート 

・市民による「ピープルズ・サミット」の様子 

・先住民が語る「自然の権利」と気候正義 〜ボトムアップの変革を目指して

【講師】 

下郷さとみさん( ジャーナリスト )

リオデジャネイロのファベーラ(スラム)やアマゾン先住民族居住区などをフィールドにブラジルの民衆運動を取材し続けている。著書に『地球の未来へ125の提案』(毎日新聞社)、『平和を考えよう』(あかね書房)、共著書に『創造と抵抗の森 アマゾン』(現代企画室)『コロナ危機と未来の選択』(コモンズ )、『ブラジルの社会思想』(現代企画室)など。

■お申し込み

以下のフォームより、5月29日(金)までにお申し込みください。 

申し込み:

 

※フォームが開けない場合は、お名前・参加方法(会場orオンライン)を添えて本メール、またはウータンのメール( contact-hutan@hutangroup.org  )までご返信ください。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

【プレスリリース】日本の再エネが、インドネシアの「生物多様性ホットスポット」スラウェシ島で、熱帯林減少の要因に~現地で木質ペレットの生産と調達を行う、阪和興業と東京ガスの株主(金融機関)に、エンゲージメント(対話)とダイベストメント(投資の見直し)を要請~

[Press Release]Japan’s Renewable Energy Fueling Tropical Forest Loss in Sulawesi, Indonesia—A Global Biodiversity Hotspot —Calling on Shareholders (Financial Institutions) of Hanwa and Tokyo Gas, Involved in Wood Pellet Production and Procurement, to Undertake Engagement and Reconsider Investment (Including Divestment)—

Letter of Request for ESG Engagement and Reconsideration of Investment and Financing

PDF:http://hutangroup.velvet.jp/db/pdf/tokyogas_hanwa_shareholders_letter_260401_eng.pdf

Potential Presence of Endangered Species in Pellet Production Areas in Gorontalo Province, Sulawesi

PDF:https://hutangroup.velvet.jp/db/pdf/20260401gorontaloendangeredspecieseng.pdf

Open Letter of Questions and Requests to Hanwa Corporation and Tokyo Gas Regarding Pellet Production and Procurement on Sulawesi Island(October 27, 2025)

PDF:tokyogas_gorontalo_pellet_letter_251027_eng

http://hutangroup.velvet.jp/db/pdf/tokyogas_gorontalo_pellet_letter_251027_eng.pdf

PDF:hanwa_gorontalo_pellet_letter_251027_eng

http://hutangroup.velvet.jp/db/pdf/hanwa_gorontalo_pellet_letter_251027_eng.pdf

 

Press Release
報道関係者各位

2026年4月1日

ウータン・森と生活を考える会

 

日本の再エネが、インドネシアの「生物多様性ホットスポット」スラウェシ島で、熱帯林減少の要因に ~現地で木質ペレットの生産と調達を行う、阪和興業と東京ガスの株主(金融機関)に、エンゲージメント(対話)とダイベストメント(投資の見直し)を要請~

ウータン・森と生活を考える会は、4月1日、森林保全や気候変動対策の強化、持続可能なバイオマス利用を目指す複数の団体と連名で、阪和興業株式会社(以下、阪和興業)と東京ガス株式会社(以下、東京ガス)の株主である金融機関(日本国内14社、欧米57社)に対して、エンゲージメント(対話)とダイベストメント(投資の見直し)を求める要請書を送りました。

報道や現地NGOの調査により、阪和興業はインドネシア・スラウェシ島ゴロンタロ州で木質ペレット生産企業(PT. BJA)に20%出資しており、東京ガスがそのペレットを富山県・伏木万葉埠頭バイオマス発電所で燃料として使用していることが明らかになっています。

<背景>
現在、主要な輸入燃料である「木質ペレット」の輸入元として急成長しているのがインドネシアです。2023~25年にかけて、日本の木質ペレット総輸入量に同国が占める割合は1%から5%にまで増加しました。

インドネシア側の貿易データによると、2021~2025年の同国産ペレットの輸出量のうち、約60%が日本向けでした。2025年に日本が同国から輸入したペレットのうち、71%がゴロンタロ州から来ています。

スラウェシ島は、非常に長期にわたる地理的孤立から、生物が独自の進化を遂げており、特に貴重な生物多様性を有する「ホットスポット」の一つに指定されています。生物種の分化が現在も頻繁に起きる「交雑帯」が6か所も存在しており、研究者の間ではガラパゴス諸島と並んで「生きた進化の実験室」と呼ばれるほど、極めて貴重な場所です。交雑帯の一つがゴロンタロ州にあり、いくつもの貴重な固有種・絶滅危惧種の生息地となっています。

ゴロンタロ州では現在、既に2つのペレット工場が稼働しており、木材を供給するための伐採許可地(コンセッション)面積は、およそ10万ha(東京都の面積の半分に相当)になります。伐採地域では、少なくとも17種の絶滅危惧種と5種の準絶滅危惧種の生息地と重なっている恐れがあります。BJAだけみても、熱帯林の皆伐は年間1500ヘクタール(平均1日4ヘクタール)というペースで進んでいます。

このまま熱帯林の伐採・植林地への転換が広がれば、そこにしか存在しない生態系や、固有種・絶滅危惧種の生息に取り返しのつかない悪影響が及ぶ恐れがあります。

<主な懸念>
【貴重な生態系の不可逆的な喪失、ネイチャー・ポジティブへの逆行】
スラウェシ島は、世界的に貴重な「生物多様性のホットスポット」であり、多くの固有種(その地域にしかいない希少な種)が生息しています。その熱帯林を皆伐してプランテーションへの転換する事業は、現在企業に求められているネイチャー・ポジティブへの取組みに明らかに逆行します。現在、多くの金融機関が参加している TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース) の観点からも重大なネイチャーリスクです。

【気候変動対策としての不適格性と「炭素負債」のリスク】
木質バイオマス発電は「カーボンニュートラル」と誤解されがちですが、本事業のように天然林の伐採・燃焼を伴う場合、実際には大気中のCO₂を大幅に増加させる可能性があります。
樹木が数十年かけ蓄積した炭素は、燃焼により大量に放出されます。再植林による吸収でこれを相殺するには数十年〜百年以上の時間を要し、天然林の皆伐による土壌炭素の損失を加味すると、実質的な排出強度は石炭火力発電を上回るリスクがあり、パリ協定や、2030年までの大幅削減や2050年ネットゼロのタイムスパンと全く整合しません。

【地域住民の生活基盤の破壊と人権リスク】
BJAに木材を供給する伐採地は、河川上流の重要な集水域であり、下流住民にとって不可欠な「水源の森」です。近年の伐採の急速な拡大により、すでに水源への悪影響や洪水被害の増加が報告されており、安全な生活を脅かしています。また、農地を持たない住民にとって、森林は、ハチミツ、ラタン(籐)、サトウヤシ、薬草、野生鳥獣肉など多様な恵みを与えていました。ペレット生産目的の皆伐と植林地への転換は、こうした伝統的な生計手段を奪うものです。

現在の日本の政策(FIT/FIP制度)では、燃料の持続可能性の確認方法を、「認証の取得」や「個別企業等の独自の取組」(自己宣言)に依存しているため、実際には現場の環境破壊・地域社会への悪影響を防ぐことができていません。本要請書では、両社の株主・投資家として、独立した立場からの厳格なデューデリジェンスとエンゲージメントの実施を求めています。

<市民からの9500件を超える署名>

ウータン・森と生活を考える会が呼びかけている国際オンライン署名「熱帯林をバイオマス発電のために燃やさないで!〜東京ガス・阪和興業はスラウェシ島の天然林を破壊する木質ペレットの使用をやめてください〜」( https://t.co/0jZ953uHxM )には、9,500人を超える方からの署名が集まっています。

 

これらは、顧客やステークホルダーを含む、世界中の市民・消費者の直接的な声であり、森林破壊と人権侵害を伴うエネルギーを「再生可能」とは認めないという断固たる意志の表れです。また、近年の燃料高騰や円安により、輸入依存型のバイオマス発電は事業継続性が危うく、将来的に座礁資産化するリスクが極めて高いと言えます。

 

<要請書掲載ページ>

【日本企業宛】 

http://hutangroup.velvet.jp/db/pdf/tokyogas_hanwa_shareholders_letter_260401_jpn.pdf

<参考資料>
● インドネシアからのペレット輸入量の推移について:「日本のバイオマス発電とスラウェシの森林」
https://www.gef.or.jp/wp-content/uploads/2025/12/260113-Suzushima_Intro.pdf


● ファクトシート:「進化の実験室」スラウェシ島の生物多様性と森林減少―木質バイオマス(ペレット)生産のリスクとは?

https://www.gef.or.jp/wp-content/uploads/2025/12/factsheet_sulawesi_biodiversity_biomass.pdf


● 参考情報:スラウェシ島ゴロンタロ州の絶滅危惧種の生息状況

http://hutangroup.velvet.jp/db/pdf/20260401gorontaloendangeredspeciesjpn.pdf

● 2025年10月の公開質問兼要請書と阪和興業及び東京ガスの回答

阪和興業と東京ガスに宛てた、スラウェシ島のペレット生産・調達に関する公開質問兼要請書(2025 年 10 月 27 日)

阪和興業ーHANWA

https://bioenergyinfo.jp/cms/wp-content/uploads/2025/10/hanwa_gorontalo_pellet_letter_251128revised.pdf

東京ガスーTokyo Gas

https://bioenergyinfo.jp/cms/wp-content/uploads/2025/10/tokyogas_gorontalo_pellet_letter_251128revised.pdf

インドネシア・スラウェシ島におけるペレット生産および調達に関する 公開質問状への回答

阪和興業ーHANWA

https://bioenergyinfo.jp/cms/wp-content/uploads/2025/12/hanwa_gorontalo_pellet_letter_response_251218.pdf

東京ガスーTokyo Gas

https://bioenergyinfo.jp/cms/wp-content/uploads/2025/12/tokyogas_gorontalo_pellet_letter_response_251218.pdf

 

(2/8)「みちのく電記」上映会@ワン・ワールド・フェスティバル ~気候変動とバイオマス発電問題に取り組むZ世代を追ったドキュメンタリー~

ウータンは、2026年2月7〜8日に開催される関西最大級の国際協力イベント「ワン・ワールド・フェスティバル」( https://onefes.net/ )にブース出展します。ぜひ遊びにきてください!

また、2月8日(日)の午後には、特別にドキュメンタリー映画「みちのく電記」( https://www.michinokudenki.com/ )を、岩崎祐監督と主役の鴫原宏一朗さんを招いて開催します。

ウータンでは、海外の森林破壊や気候変動の悪化につながる「輸入バイオマス発電」の問題に取り組んでいますが、大型木質バイオマス発電所が次々と建設される仙台で、学生の鴫原さんたちFridays For Future Sendaiの仲間とも活動を続けてきました。

 

「環境問題の本質は、グローバルサウスと未来世代からの搾取にあること」を若くして見抜いている彼らとの出会いは、私にとっても大きな学びになりました。

 

鴫原さんを主人公にした映画が完成したということで、私も楽しみにしています。鴫原さんと監督がいらっしゃるまたとない機会ですので、ぜひご参加ください!

 

日時:2026年2月8日(日)14:00〜16:00

 

場所:梅田スカイビル タワーウエスト22階D会議室

(大阪府大阪市北区大淀中1丁目1−88)

https://www.skybldg.co.jp/access/

 

参加費:無料

 

申込み:不要です。直接会場にお越しください(先着順)

 

主催:ウータン・森と生活を考える会

   contact-hutan@hutangroup.org

   https://hutangroup.org/

 

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映画の詳細はこちら:

⻑編ドキュメンタリー

『みちのく電記』

2024 年 83 分

本作は、仙台を拠点に気候変動対策に取り組んできた若者、鴫原(しぎはら)宏一朗の活動の軌跡を伝える。

小学生の時に福島・郡山で原発事故の影響を受けた彼は、仙台の大学に進学後、被災者への補償が打ち切られていく現実に疑問を抱き、エネルギーや貧困問題への関心を深めていった。

やがて世界の若者たちの間に広がった気候運動に共鳴し、街頭で授業ストライキを始める。

原発事故後、宮城県内では気候変動に拍車をかける石炭火力やパーム油発電、性急なメガソーラーなどの建設が相次いだ。

鴫原は現場で研究者や住民の声に耳を傾ける中で、市民出資による地産地消のソーラー発電に希望を見出していく。

バングラデシュの同世代からのメッセージで、日本が海外で進める石炭火力事業の実態を知った鴫原は、国境を越えた運動に加わり、エジプトで開かれた国連気候変動対策会議 COP27 を訪れる。

一方、日本国内では電気代が高騰し、鴫原は仙台の仲間と共にエネルギー貧困対策としての再生可能エネルギーへの転換を訴え、食料支援にも取り組む。

日本の周縁としての「みちのく」と、多くの日本人にとって馴染みの薄いグローバルサウスという「未知の国」をめぐる鴫原の活動は、気候危機という地球規模の課題と、身近な生活の中にある切実な問題を結びつけていく。

カメラは、一人の若者の成長と、彼と仲間たちが生み出す社会変化の兆しを映し出す。

監督・撮影・編集 岩崎祐

映像作家。 ドキュメンタリーなどを監督し、東京で暮らすエチオピア⼈難⺠申請者の奮闘を記録した 『かぞくの証明』 (19)がドイツのニッポン・ コネクションに選出、 東京ドキュメンタリー映画祭観客賞を受賞、NHK ワールドで放映。旧ユーゴ出⾝の無国籍者を追った『彷徨』(21)が札幌国際短編映画祭ジャパン・プレミア・アワードを受賞、 U-NEXT で配信。 佐渡島北端の集落を記録し共同監督した 『北鵜島』 (24)がドックス・アイルランドに選出、 東京ドキュメンタリー映画祭観客賞を受賞。 東京⽣まれ。メリーランド⼤学カレッジパーク校英⽂学科卒。

製作 ⼀粒舎

共同製作 国際環境 NGO マイティー・アース

写真 ©一粒舎

(1/7)COP30に参加したユースは何を見て、何を感じたか?〜アマゾンの先住民やブラジルでの市民運動とのふれあいを通じて〜

・2025年11月にブラジルのアマゾン川河口都市ベレンで開催された気候変動枠組条約締約国会議COP30。
・先住民が多く集まり、ピープルズ・サミットが開催されたり、近年のCOPでは制限されていたデモも多く開催されたりと「市民のためのCOP」が印象づけられました。  
・実際に現地を訪れ、先住民にインタビューを行い、本会議場でのユースやNGOのサイドイベントに参加した大学生の川瀬杏子さんに、「先住民と出会った時に感じたオーラ」や「日本にいる時には感じづらい市民同士の連帯から勇気をもらえたこと」など、現地で感じたリアルを報告していただきます。
  
日 時:2026年1月7日(水)18:30〜20:30

場 所:オンラインzoom

登壇者:川瀬杏子さん(創価大学法学部2年)
国際政治と環境政策が専門。今年の4〜7月にブラジル最高裁が下した先住民の土地権利に関する判決と、アマゾンの森林保護への影響について研究した。

参加費:無料

申込み:以下のフォームにご記入ください
https://forms.gle/FAjohozbdwbMd1ej7
 
主 催:ウータン・森と生活を考える会

【アーカイブを公開しました】(10/9)アマゾンでのCOP30に向けた事前学習会〜ブラジルの先住民や市民たちから学ぶ運動のコツ〜

↑アーカイブはこちら

今年11月に、生物多様性豊かなアマゾンの都市ベレンで初めて開催される「気候変動枠組条約第30回締約国会議」通称COP30。
 
教育や人権、公的医療制度の無償化などを市民の力で勝ち取ってきたブラジル。
開発と戦ってきた先住民は、ルーラ大臣下で新たに設置された先住民省の大臣に、先住民の女性ソニア・グアジャジャラを送り込みました。
COP30と並行して行われるピープルズサミットには、多くの先住民が集まり、デモやマーチで音楽や踊りやアートを通して、一人一人の生き方が表現されるでしょう。
  
ブラジルの市民はどのように権利を勝ち取ってきたのか?
気候正義とはどうあるべきか?
そしてアマゾン開発による森林破壊や気候危機とも関わりの深い日本は何をすべきか?
          
都市貧困層ファベーラや先住民を長く取材してきたジャーナリストの下郷さとみさんから、COP30に参加予定の大学生とともに学びます。
COP30に関心のある市民による参加型イベントにしたいので関心ある方はぜひご参加ください!

【日 時】2025年10月9日(木)19時〜21時

【場 所】オンラインzoomにて(申し込んでいただいた方にアドレスをお送りします)

【参加費】無料

【申込み】以下のフォームにご入力ください。
https://docs.google.com/forms/d/1kIHYR11QUA9j2eObT2HQWwtF0vRINxx5rHX1sX1sQWs/
 
*難しい場合は、contact-hutan@hutangroup.org (ウータン事務局)にご連絡ください
 
【ゲストスピーカー】
下郷さとみさん(ジャーナリスト)
リオデジャネイロのファベーラ(スラム)やアマゾン先住民族居住区などをフィールドにブラジルの民衆運動を取材し続けている。著書に『地球の未来へ125の提案』(毎日新聞社)、『平和を考えよう』(あかね書房)、共著書に『創造と抵抗の森 アマゾン』(現代企画室)『コロナ危機と未来の選択』(コモンズ )、『ブラジルの社会思想』(現代企画室)など。
  
〈COP30参加予定の大学生〉
堀之内来夏さん(立命館大学国際関係学部4年)
 若者原告訴訟の原告の一人として若者世代のつながりを作る。フィリピンでのフィールドワークで「私も加害者であり、被害者である」と感じた。

黒木葵さん(九州大学農学部3年)
 シンガポールに暮らしていた頃に学んだ環境学に関心を持ち、現在は子どもが循環型の農業体験できるサークルで活動している。  
 
川瀬杏子さん(創価大学法学部2年)
 国際政治と環境政策が専門。今年の4〜7月にブラジル最高裁が下した先住民の土地権利に関する判決と、アマゾンの森林保護への影響について研究した。

〈COP30モデレーター〉  
髙田陽平さん(九州大学)

〈環境NGO〉
石崎雄一郎(ウータン・森と生活を考える会)
飯沼佐代子(地球・人間環境フォーラム)
 
主催:ウータン・森と生活を考える会
https://hutangroup.org/
contact-hutan@hutangroup.org 

🎥🎬10月5日(日)14:00~16:30@仙台『森の守り人~バスキの場合~』映画上映&お話し会🎥🎬

◆日時: 10月5日(日)14:00~16:30

◆場所:東京エレクトロンホール宮城
(宮城県仙台市青葉区国分町3丁目3-7 602中会議室)
▼地図や道案内はこちら
https://miyagi-hall.jp/access/

◆定員:会場50人

◆参加費:1,500円

◆お申込み:下記のフォームへ記入
https://forms.gle/iBZJzgNuaRbgyzvA6

または
kanon.de.iko@gmail.com
080-6001-4068 (担当:山邊)
までご連絡ください。

*フォームでのお申込み後、Google Formより自動的に回答のコピーが送られます。そちらをもって受付の確認といたします。

【映画について】
『森の守り人~バスキの場合~』
ウータン・森と生活を考える会の活動地ボルネオ島タンジュン・プティン国立公園近郊で、かつて違法伐採をしていたインドネシアの地域住民とともに、在来種による森林再生をめざして奮闘してきたローカルNGOのバスキさんを主人公にしたドキュメンタリー映画。度重なる森林火災と消火活動、子どもたちへの環境教育の様子、森への想いを語るシーンなどが緊迫感のある映像でご覧いただけます。

◆中井信介監督プロフィール
93年よりフィリピンのスラム街や米軍基地跡の写真を撮り始め、雑誌などで発表する。96年アジアウェーブ賞受賞。99年よりアジアの基地問題や環境問題をテーマにテレビ報道や映画制作に取り組む。「がんばれ!ファンセウル」国際人権教材奨励事業AWARD(2006年)。「ナナイの涙」座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル入賞(2010年)、福井映画祭審査員特別賞(2010年)。「空に溶ける大地」(2013年)「森をふたたび」(2018年)『地方の時代』映像祭奨励賞。

*中井信介監督作品「森をふたたび」はこちらでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=YCnjT536sXU

◆監督からのメッセージ
十年近く前になると思うが、ウータン事務局長の石崎さんから「バスキという人のドキュメンタリー映画を作ってもらえませんか」という相談を受けた。聞けばバスキは、インドネシア中央カリマンタンの環境NGO「FNPF」のマネージャーをしていて、とにかく魅力的な人物なのだという。僕は基本的に海外での撮影依頼を断らない。それは知らない土地の知らない人に会ってみたいからだ。こうしてバスキの映画制作が始まった。
初めてバスキに会ったのは2015年8月のスタディーツアーの時だった。長髪でガッチリした体格の青年で、キューバの革命家チェ・ゲバラが大好き。着ているTシャツの大半にはチェ・ゲバラの写真がプリントされていた。革命歌「インターナショナル」も好きで朝から大声で歌っていた。バスキにとっての森林保護活動は、言うなれば「革命」なのだと思う。彼は、多くの環境活動家のような森林減少に伴う地球温暖化の話はあまりしない。それよりもアブラヤシ農園の拡大によって土地を奪われている先住民族、貧困に苦しむ地域住民、過酷な労働を強いられている農園労働者などの苦悩に心を寄せていた。そして彼が行う植林活動は、国や企業が行う森林破壊に抗う革命のようだった。大きなプロジェクトが舞い込むと熱中して猪突猛進するタイプ。その反面、家族思いで子煩悩な側面もある。
環境問題の映画を作るのであれば、森林破壊の現状や地球温暖化の問題を映画で訴えるべきで、ゲバラ好きや子煩悩な事は関係ないのではないかと言われるかもしれないが、僕がこの映画を作る上で最も大切にしているのは、バスキがどのような人で、どのような思想の元に木を植えているのかである。それは他でもないバスキの映画だからだ。