(10/9)アマゾンでのCOP30に向けた事前学習会〜ブラジルの先住民や市民たちから学ぶ運動のコツ〜

今年11月に、生物多様性豊かなアマゾンの都市ベレンで初めて開催される「気候変動枠組条約第30回締約国会議」通称COP30。
 
教育や人権、公的医療制度の無償化などを市民の力で勝ち取ってきたブラジル。
開発と戦ってきた先住民は、ルーラ大臣下で新たに設置された先住民省の大臣に、先住民の女性ソニア・グアジャジャラを送り込みました。
COP30と並行して行われるピープルズサミットには、多くの先住民が集まり、デモやマーチで音楽や踊りやアートを通して、一人一人の生き方が表現されるでしょう。
  
ブラジルの市民はどのように権利を勝ち取ってきたのか?
気候正義とはどうあるべきか?
そしてアマゾン開発による森林破壊や気候危機とも関わりの深い日本は何をすべきか?
          
都市貧困層ファベーラや先住民を長く取材してきたジャーナリストの下郷さとみさんから、COP30に参加予定の大学生とともに学びます。
COP30に関心のある市民による参加型イベントにしたいので関心ある方はぜひご参加ください!

【日 時】2025年10月9日(木)19時〜21時

【場 所】オンラインzoomにて(申し込んでいただいた方にアドレスをお送りします)

【参加費】無料

【申込み】以下のフォームにご入力ください。
https://docs.google.com/forms/d/1kIHYR11QUA9j2eObT2HQWwtF0vRINxx5rHX1sX1sQWs/
 
*難しい場合は、contact-hutan@hutangroup.org (ウータン事務局)にご連絡ください
 
【ゲストスピーカー】
下郷さとみさん(ジャーナリスト)
リオデジャネイロのファベーラ(スラム)やアマゾン先住民族居住区などをフィールドにブラジルの民衆運動を取材し続けている。著書に『地球の未来へ125の提案』(毎日新聞社)、『平和を考えよう』(あかね書房)、共著書に『創造と抵抗の森 アマゾン』(現代企画室)『コロナ危機と未来の選択』(コモンズ )、『ブラジルの社会思想』(現代企画室)など。
  
〈COP30参加予定の大学生〉
堀之内来夏さん(立命館大学国際関係学部4年)
 若者原告訴訟の原告の一人として若者世代のつながりを作る。フィリピンでのフィールドワークで「私も加害者であり、被害者である」と感じた。

黒木葵さん(九州大学農学部3年)
 シンガポールに暮らしていた頃に学んだ環境学に関心を持ち、現在は子どもが循環型の農業体験できるサークルで活動している。  
 
川瀬杏子さん(創価大学法学部2年)
 国際政治と環境政策が専門。今年の4〜7月にブラジル最高裁が下した先住民の土地権利に関する判決と、アマゾンの森林保護への影響について研究した。

〈COP30モデレーター〉  
髙田陽平さん(九州大学)

〈環境NGO〉
石崎雄一郎(ウータン・森と生活を考える会)
飯沼佐代子(地球・人間環境フォーラム)
 
主催:ウータン・森と生活を考える会
https://hutangroup.org/
contact-hutan@hutangroup.org 

🎥🎬10月5日(日)14:00~16:30@仙台『森の守り人~バスキの場合~』映画上映&お話し会🎥🎬

◆日時: 10月5日(日)14:00~16:30

◆場所:東京エレクトロンホール宮城
(宮城県仙台市青葉区国分町3丁目3-7 602中会議室)
▼地図や道案内はこちら
https://miyagi-hall.jp/access/

◆定員:会場50人

◆参加費:1,500円

◆お申込み:下記のフォームへ記入
https://forms.gle/iBZJzgNuaRbgyzvA6

または
kanon.de.iko@gmail.com
080-6001-4068 (担当:山邊)
までご連絡ください。

*フォームでのお申込み後、Google Formより自動的に回答のコピーが送られます。そちらをもって受付の確認といたします。

【映画について】
『森の守り人~バスキの場合~』
ウータン・森と生活を考える会の活動地ボルネオ島タンジュン・プティン国立公園近郊で、かつて違法伐採をしていたインドネシアの地域住民とともに、在来種による森林再生をめざして奮闘してきたローカルNGOのバスキさんを主人公にしたドキュメンタリー映画。度重なる森林火災と消火活動、子どもたちへの環境教育の様子、森への想いを語るシーンなどが緊迫感のある映像でご覧いただけます。

◆中井信介監督プロフィール
93年よりフィリピンのスラム街や米軍基地跡の写真を撮り始め、雑誌などで発表する。96年アジアウェーブ賞受賞。99年よりアジアの基地問題や環境問題をテーマにテレビ報道や映画制作に取り組む。「がんばれ!ファンセウル」国際人権教材奨励事業AWARD(2006年)。「ナナイの涙」座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル入賞(2010年)、福井映画祭審査員特別賞(2010年)。「空に溶ける大地」(2013年)「森をふたたび」(2018年)『地方の時代』映像祭奨励賞。

*中井信介監督作品「森をふたたび」はこちらでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=YCnjT536sXU

◆監督からのメッセージ
十年近く前になると思うが、ウータン事務局長の石崎さんから「バスキという人のドキュメンタリー映画を作ってもらえませんか」という相談を受けた。聞けばバスキは、インドネシア中央カリマンタンの環境NGO「FNPF」のマネージャーをしていて、とにかく魅力的な人物なのだという。僕は基本的に海外での撮影依頼を断らない。それは知らない土地の知らない人に会ってみたいからだ。こうしてバスキの映画制作が始まった。
初めてバスキに会ったのは2015年8月のスタディーツアーの時だった。長髪でガッチリした体格の青年で、キューバの革命家チェ・ゲバラが大好き。着ているTシャツの大半にはチェ・ゲバラの写真がプリントされていた。革命歌「インターナショナル」も好きで朝から大声で歌っていた。バスキにとっての森林保護活動は、言うなれば「革命」なのだと思う。彼は、多くの環境活動家のような森林減少に伴う地球温暖化の話はあまりしない。それよりもアブラヤシ農園の拡大によって土地を奪われている先住民族、貧困に苦しむ地域住民、過酷な労働を強いられている農園労働者などの苦悩に心を寄せていた。そして彼が行う植林活動は、国や企業が行う森林破壊に抗う革命のようだった。大きなプロジェクトが舞い込むと熱中して猪突猛進するタイプ。その反面、家族思いで子煩悩な側面もある。
環境問題の映画を作るのであれば、森林破壊の現状や地球温暖化の問題を映画で訴えるべきで、ゲバラ好きや子煩悩な事は関係ないのではないかと言われるかもしれないが、僕がこの映画を作る上で最も大切にしているのは、バスキがどのような人で、どのような思想の元に木を植えているのかである。それは他でもないバスキの映画だからだ。

10月4日(土)14:00~16:00@東京渋谷『森の守り人~イサムの場合~』映画上映&お話し会

インドネシアの地元NGOや村人たちに張り付いて、森林再生の活動や彼らの日常をカメラに収めてきた中井信介監督とともに、ウータンが制作した作品の第2弾!
ボルネオ島の森林破壊と日本での生活のつながりも取り上げながら、そこに暮らす「人」に大きな焦点をおいた作品です。
主人公は、前作の「森をふたたび」にも登場するイサム。
「木を切るな。結局自分たちが後で植え直すことになるんだぞ」という彼の言葉は、上映するたびに観る人の心に突き刺さります。
イサムや仲間の葛藤を通して見えてくるボルネオの現状を、ぜひ感じにきてください。

◆日時:10月4日(土)14:00~16:00

◆場所:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
(東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F)
▼地図や道案内はこちら
geoc.jp/access.html

◆定員:40人

◆参加費:無料(寄付歓迎)

◆お申込み:下記のフォームへ記入
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc1CAvtqHN1caLfcHWwYAJQPYFRgO-EMGgw6qgEl5TC8qVu5A/viewform?usp=sharing&ouid=109389518411669070451

【映像紹介】
生物多様性の宝庫ボルネオ島(インドネシア)の環境NGO・FNPFは、スタッフの多くが過去に違法伐採など熱帯林を破壊する仕事をしていた地元住民。植林や森林火災の消火を通して、かつて自分たちが破壊した森の再生に取組む彼らを追う。
その中の1人イサムは、子育てに悩むシングルファーザー。森での暮らしが息子に孤独を強いていることを気に病む彼は 再婚に向けて動き出す。森の守り人“イサム”の生き方にも焦点を当てた環境&ヒューマンドキュメンタリー。(上映時間53分)

中井信介監督作(手わたしプレス)

*中井信介監督は、東南アジアを中心に、人々の歴史・戦争・環境問題などのドキュメンタリー映画を長年撮られています。ウータンも「森をふたたび」「森の守り人〜イサムの場合〜」などの作品を作っていただきました。

▼「森をふたたび」はこちらで無料公開しています
youtu.be/YCnjT536sXU

パーム油フリー月間キャンペーン(9/1-30)にご参加ください! #パーム油フリー

ボルネオ島において熱帯林破壊/生物多様性損失の最大の原因となっているパーム油について、パーム油不使用商品の紹介や、ライフスタイルを変えるなど使用を減らしていくためのアクションを呼びかける「パーム油フリー月間キャンペーン」を9/1〜開催中です!

 

ぜひ、「 #パーム油フリー 」「 #パーム油フリー月間 」のハッシュタグをつけて、SNSで発信ください!

 

また、以下のキャンペーン専用SNSをご覧いただき、フォローやシェアをいただけると幸いです。

インスタグラム: @palmoilfreemonth
https://www.instagram.com/palmoilfreemonth/?hl=ja

ツイッター(X):@palmoilfreemo
https://x.com/palmoilfreemo

フェイスブック:
https://www.facebook.com/profile.php?id=61580059172641

 

以下、共同主催のEthical Givingさんからのメッセージです

 

今年もパーム油フリー月間を開催します

#パーム油フリー月間 #パーム油フリー を付けて発信してください!

パーム油の使用を減らすことを目的とした #パーム油フリー 月間。
お菓子やカップ麺、インスタント食品の成分表示に含まれている「植物油脂」。マレーシアやインドネシアなどの熱帯地域でとれるヤシの油「パーム油」を使われています。

パーム油を生産するための大規模な森林破壊によって、オランウータンなどの野生動物が絶滅の危機に瀕している大きな要因となっています。
自然豊かな熱帯雨林を伐採して生産されたパーム油を積極的に使うことは、動物たちの住処を奪うことに変わりません。

地球で最も残す価値のある熱帯雨林で生産された油は、できるだけ使わない方が良いです。
もしパーム油入りの製品が必要な場合は、認証マーク(RSPO認証)がついたものを選ぶようにしましょう。

 

【取り組めるアクション】
・パーム油フリーの商品を買って投稿をする
・パーム油の使用を減らすことに繋がるライフスタイルを投稿をする
・守りたい自然、動物を投稿をする
・ 以下のタグを投稿内につける
#パーム油フリー月間
#パーム油フリー

 

【投稿期間】
9/1~9/30の1か月間

今年もパーム油フリー月間を開催します!

当会が活動するボルネオ島において熱帯林破壊/生物多様性損失の最大の原因となっているパーム油について、パーム油不使用商品の紹介や、ライフスタイルを変えるなど使用を減らしていくためのアクションを呼びかける「パーム油フリー月間キャンペーン」を開催中です。

ぜひ、「 #パーム油フリー 」「 #パーム油フリー月間 」のハッシュタグをつけて、SNSで発信ください!

また、以下のキャンペーン専用SNSをご覧いただき、フォローやシェアをいただけると幸いです。

インスタグラム: @palmoilfreemonth

https://www.instagram.com/palmoilfreemonth/?hl=ja

ツイッター(X):@palmoilfreemo

https://x.com/palmoilfreemo

フェイスブック:

https://www.facebook.com/profile.php?id=61580059172641

以下、共同主催のEthical Givingさんからのメッセージです

今年もパーム油フリー月間を開催します

#パーム油フリー月間 #パーム油フリー を付けて発信してください!

パーム油の使用を減らすことを目的とした #パーム油フリー 月間。

お菓子やカップ麺、インスタント食品の成分表示に含まれている「植物油脂」。マレーシアやインドネシアなどの熱帯地域でとれるヤシの油「パーム油」を使われています。

パーム油油を生産するための大規模な森林破壊によって、オランウータンなどの野生動物か?絶滅の危機に瀕している大きな要因となっています。

自然豊かな熱帯雨林を伐採して生産されたパーム油を積極的に使うことは、動物たちの住処を奪うことに変わりません。

地球で最も残す価値のある熱帯雨林で生産された油は、できるだけ使わない方が良いです。

もしハ?ーム油入りの製品か?必要な場合は、認証マーク(RSPO認証)がついたものを選ぶようにしましょう。

【取り組めるアクション】

・パーム油フリーの商品を買って投稿をする

・パーム油の使用を減らすことに繋か?るライフスタイルを投稿をする

・守りたい自然、動物を投稿をする

・ 以下のタグを投稿内につける

#パーム油フリー月間

#パーム油フリー

【投稿期間】

9/1~9/30の1か月間

プロスペックAZ、みずほリース、中部電力及び金融機関/投資家に対して群馬県渋川市でのバイオマス発電事業見直しを求める要請書を郵送しました!

プロスペックAZ株式会社、みずほリース株式会社、中部電力株式会社が出資している「渋川バイオマス発電合同会社」は、群馬県渋川市伊香保町水沢地区において、固定価格買取制度(FIT)の売電による木質バイオマス発電事業を展開しています。

https://www.chuden.co.jp/publicity/press/1214469_3273.html

「ウータン・森と生活を考える会」と「水沢・伊香保町の未来を考える会」は、下記理由により、プロスペックAZ、みずほリース、中部電力に対して群馬県渋川市でのバイオマス発電事業見直しを求める要請書を2025年6月10日付で郵送しました。

同時に、各種公開資料等から、プロスペックAZ株式会社、みずほリース株式会社、中部電力株式会社の株主や運用機関、融資銀行と想定できる金融機関等に対して、渋川バイオマス発電合同会社、及びプロスペックAZ株式会社、みずほリース株式会社、中部電力株式会社に対するESGエンゲージメント(環境・社会・企業統治に配慮するよう対話と働きかけを行うこと)の強化を要請し、改善が見られない場合は投融資の見直し(ダイベストメント)を行うことを要請しました。

本要請書に対しての返答を、2025年6月23日までに求めております。

理由1:水沢うどんなど、県内屈指の歴史ある観光地としての価値が毀損される

 渋川市伊香保町水沢地区は、全国的にも有数な温泉として愛される伊香保温泉があり、水澤観音やうどん屋街などに年間100万単位で観光客が訪れる群馬県にとって最も大事な観光地です。

水沢の生命線である美味しいお水は限りがあり、時期によって渇水もするため、この地では水源の確保と分配に苦労をしてきました。繁忙期に不足がちになる水を、住民が望まないバイオマス火力発電に奪われることは許されません。万が一、水沢の水が出なくなれば、取り返しのつかないことになります。

群馬よいとこ観光振興条例では、豊かな自然、温泉、歴史、文化、食、産業等の本県の魅力を再認識し、誇りを持つとともに、観光資源として有効な活用を図ることとあり、百年もの歴史ある観光地でのバイオマス発電事業は、条例にそぐわない事業であるといえます。

理由2:バイオマス発電所からの悪臭・騒音被害、爆発事故や交通リスクにより住民の生活が脅かされる

近年、木質バイオマス発電所での事故が頻発しており、鳥取県米子市の「米子バイオマス発電所」では粉塵爆発によりボルトが民家へ飛散しました。米子市の住民からは、以前から夜間の騒音への苦情が寄せられており、発電所を運営する会社が実施する周辺の住宅の防音対策について、立地を仲介した米子市も必要な費用の半額を負担することになりました。京都府福知山市では、2017年に稼働したパーム油を  利用したバイオマス発電所からの悪臭と騒音による被害を訴える住民が続出し、2020年7月には   住民から公害調停が申し立てられ、同年12月に発電所は廃止されました。

自然豊かな水沢地区は、鹿、キツネ、タヌキ、リス、熊など色々な動物が棲息し、夜はフクロウ、朝にはウグイスなど色々な鳥の鳴き声が聞える素晴らしい場所です。24時間稼働で機械音がする所には、  動物は住めなくなる可能性があります。また、燃料の木質チップを遠方から毎日運送する大型トラックによる交通事故のリスクや、排出するNOx、SO2、ばいじん等排気ガスからの健康被害が懸念されます。

理由3:森林破壊と大量の温室効果ガス排出が懸念される

渋川バイオマス発電合同会社は1,990kWの発電所で、同規模の信州ウッドパワーは約3万トンの原木を使用するとしています。大量の木材を生産するために、環境や生態系への負荷や、コストの上昇を招いて林業関係の企業を圧迫するなど負の影響が懸念されます。

また、木質バイオマス発電は、バイオマス燃料が燃える際に温室効果ガス(GHG)が即時に排出され、専門家の試算では排出係数は石炭火力発電を上回ります。吸収には相当な年月がかかりますし、再植林がなされずに放置されるケースも多くみられます。バイオマス発電は「カーボンニュートラルではない」ために気候変動への大きな脅威となります。

長野県塩尻市の信州F・パワープロジェクトや兵庫県朝来市の朝来バイオマス発電所を始め、木材料の燃料不足から、木質バイオマス発電所の稼働停止が続出しています。なお、本事業での燃料は、邑楽町のグリーンマテリアルから調達するとの情報があります。過剰な伐採のリスクは、環境や地域住民への人権配慮のみならず、経済的な持続性からも事業のリスクが高いと思われます。

 

【渋川バイオマス発電所の概要】

渋川バイオマス発電合同会社

群馬県渋川市伊香保町水沢字植木原83番4

発電出力:1,990kW

出資会社:中部電力(50%)、エムエル・パワー(40%)、プロスペックAZ(10%)

 

主な要請書送付先:

事業者:

中部電力、みずほリース、プロスペックAZ

 

金融機関:

みずほフィナンシャルグループ

三菱UFJフィナンシャル・グループ

三井住友フィナンシャルグループ

北洋銀行、京葉銀行、千葉銀行

三井住友トラストグループ、農林中央金庫、

信金中央金庫、みずほ信託銀行、

丸紅株式会社、リコーリース株式会社

第一生命、明治安田生命

ヒューマンリソース&アール、DOWAホールディングス

日本マスタートラスト信託、日本カストディ信託

ステートストリートバンク、JPモルガン・チェース

 

返答先及び本件に関するお問い合わせ先:

E-mail:contact-hutan@hutangroup.org 

ウータン・森と生活を考える会 担当:石崎雄一郎( 080-8293-5006 )

ウータン学習会「マレーシアの森林破壊とアブラヤシ開発」ゲスト:樫田秀樹さん

マレーシアでは、半島部では1960年代から、サラワク州では90年代からアブラヤシ・プランテーション開発が本格化した。あまり調査されていない半島部での児童労働、低賃金労働、農薬問題、そして、開発が本格化したころのサラワクでの土地収奪問題や、変わりゆく先住民族の生活について簡潔に伝えたい。

【講 師】樫田秀樹さん

プロフィール:フリージャーナリスト。1990年代初めよりマレーシア、特にサラワク州の森林破壊、アブラヤシ開発問題を追いかける。アブラヤシ開発見直しの契機を作る。現在、大問題にもなるリニアモーターカー問題の仕掛け人でもある。

【日 時】10月19日(土)14:00〜16:30

*終了後に会場で大阪の有機野菜を使った料理の懇親会を予定しています。

(参加費はカンパ制/プラントベース・メニューあり)

【場 所】スペースコラリオン(大阪市淀川区十三元今里2-5-17)またはオンライン(Zoom)

【参加費】無料(寄付歓迎)

【定 員】会場30人、オンライン100人(申込先着順)

【申込み】https://forms.gle/j1hiSEV5p89ZdjTW6

12/10『森の守り人~バスキの場合~』映画上映&ボルネオ島訪問の報告会

■□————————————-
12/10(日)14:00~17:00
『森の守り人~バスキの場合~』映画上映&ボルネオ島訪問の報告会
————————————-□■

ウータン制作の『森の守り人~バスキの場合~』を上映します。
ボルネオ島の森林破壊・再生の最前線で働くNGOスタッフたちの言葉が刺さります。
まだご覧になったことのない方はぜひ!
合わせて、今年8月に活動地を訪問したメンバーより活動についての報告および質疑応答の時間もあります。

◆日時: 12月10日(日)14:00~17:00

*終了後に会場内で懇親会あり(プラントベース・メニューあり)

◆場所:ルマ・ボルネオ (大阪市都島区都島本通3丁目8-10)
   またはオンライン(参加用zoomリンクは後日お送りします)

◆定員:会場15人、オンライン100人*会場へのアクセス:大阪メトロ谷町線の都島駅から徒歩3分、またはJR桜宮駅から徒歩9分
*道案内:谷町線 都島駅 ①番出口をでます。オコメノカミサマというラーメン屋さんの方へ出てまっすぐ進み、炉ばた焼き屋さんの角を左折。◆参加費:無料(寄付歓迎)◆お申込み:

▼下記のフォームへ記入
https://forms.gle/XoReX6gCxCJ2Qb7e7

または
contact-hutan@hutangroup.orgまで
①お名前、②連絡先、③参加方法、④懇親会参加の有無をお知らせください。*フォームでのお申込み後、Google Formより自動的に回答のコピーが送られます。そちらをもって受付の確認といたします。
メールアドレスのエラーで参加用zoomリンクをお届けできていない事例がありますので、お申し込みの際はメールアドレスに間違いがないかご確認お願いいたします。

回答のコピーが届かない場合は、お手数ですが【contact-hutan@hutangroup.org】までご連絡ください。+++++++++++++++

【映画について】
『森の守り人~バスキの場合~』
ウータン・森と生活を考える会の活動地ボルネオ島タンジュン・プティン国立公園近郊で、かつて違法伐採をしていたインドネシアの地域住民とともに、在来種による森林再生をめざして奮闘してきたローカルNGOのバスキさんを主人公にしたドキュメンタリー映画。度重なる森林火災と消火活動、子どもたちへの環境教育の様子、森への想いを語るシーンなどが緊迫感のある映像でご覧いただけます。

◆監督からのメッセージ
十年近く前になると思うが、ウータン事務局長の石崎さんから「バスキという人のドキュメンタリー映画を作ってもらえませんか」という相談を受けた。聞けばバスキは、インドネシア中央カリマンタンの環境NGO「FNPF」のマネージャーをしていて、とにかく魅力的な人物なのだという。僕は基本的に海外での撮影依頼を断らない。それは知らない土地の知らない人に会ってみたいからだ。こうしてバスキの映画制作が始まった。
初めてバスキに会ったのは2015年8月のスタディーツアーの時だった。長髪でガッチリした体格の青年で、キューバの革命家チェ・ゲバラが大好き。着ているTシャツの大半にはチェ・ゲバラの写真がプリントされていた。革命歌「インターナショナル」も好きで朝から大声で歌っていた。バスキにとっての森林保護活動は、言うなれば「革命」なのだと思う。彼は、多くの環境活動家のような森林減少に伴う地球温暖化の話はあまりしない。それよりもアブラヤシ農園の拡大によって土地を奪われている先住民族、貧困に苦しむ地域住民、過酷な労働を強いられている農園労働者などの苦悩に心を寄せていた。そして彼が行う植林活動は、国や企業が行う森林破壊に抗う革命のようだった。大きなプロジェクトが舞い込むと熱中して猪突猛進するタイプ。その反面、家族思いで子煩悩な側面もある。
環境問題の映画を作るのであれば、森林破壊の現状や地球温暖化の問題を映画で訴えるべきで、ゲバラ好きや子煩悩な事は関係ないのではないかと言われるかもしれないが、僕がこの映画を作る上で最も大切にしているのは、バスキがどのような人で、どのような思想の元に木を植えているのかである。それは他でもないバスキの映画だからだ。

◆中井信介監督:プロフィール
93年よりフィリピンのスラム街や米軍基地跡の写真を撮り始め、雑誌などで発表する。96年アジアウェーブ賞受賞。99年よりアジアの基地問題や環境問題をテーマにテレビ報道や映画制作に取り組む。「がんばれ!ファンセウル」国際人権教材奨励事業AWARD(2006年)。「ナナイの涙」座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル入賞(2010年)、福井映画祭審査員特別賞(2010年)。「空に溶ける大地」(2013年)「森をふたたび」(2018年)『地方の時代』映像祭奨励賞。*中井信介監督作品「森をふたたび」はこちらでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=YCnjT536sXU

【クラウドファンディングを開始しました】ボルネオ島の野生動物 に未来を/一頭でも多くの命を救いたい

インドネシア東カリマンタン州(ボルネオ島)では、今もなお拡大するパーム油や石炭の生産のために熱帯林が皆伐され多くの野生動物が住む場所を失っています。 ウータンのパートナー団体Conservation Action Network(CAN)が運営するロンサム野生動物レスキューセンターでは、行き場を失ったり人間と衝突した動物を保護して森に返す取り組みをしています。 現在、絶滅危惧種のテナガザルやマレーグマなどのケアをしていますが、急な資金難でセンターの運営が難航しています。 ウータンとCANは、森林火災などで荒廃した土地を地域住民と一緒に再生する「人と野生動物が共存できる緑の回廊づくり」を行っていますが、野生動物たちもその貴重な森林を維持・再生する役割を担う大切な存在です。 ボルネオ島の動物や森の未来のため、レスキューセンターの運営継続にあなたの力をお貸しください!

【プレスリリース】G-Bioイニシアティブ社の石巻須江バイオマス発電事業(パーム油、ポンガミア油)住民説明会で、昨年に引き続き署名を社長に手渡しました

 2023年9月10日、石巻市で開催された株式会社G-Bioイニシアティブのバイオマス発電事業須江地区住民説明会に、昨年に引き続きウータン・森と生活を考える会事務局長の石崎が参加し、みなさまからいただいたオンライン署名「海外の環境破壊と国内外での人権侵害を引き起こす石巻市須江地区でのバイオマス発電をやめてください!」9280筆の署名(昨年からさらに増えました)を柳沼紀之代表取締役社長に手渡しました。提出の際には、#パーム油発電 からの悪臭・騒音被害に苦しんでいた京都府福知山市土師新町の住民を代表されていた三谷さんのコメントと共に、「問題が起こってからでは遅いこと」、「石巻のみなさんに全国から応援の声が届いていること」を紹介しました。石巻の住民の方々からは暖かい拍手をいただきました。

 住民説明会は昨年同様に、この問題を憂慮するたくさんの住民の方が集まりました。発電時の悪臭・騒音などの公害被害、大型トラックがたくさん通る交通の心配などは、説明によって一切払拭されず、たくさんの質問と心配の声が寄せられました。「なぜ終の住処と決めたこの場所で、ずっと心配し続けなくてはならないのか」「会社の存続というが、私たちはずっとここに暮らしている。住民が反対しているのになぜ会社の利益が優先されなければならないのか」「私たちが求めるのはこの事業が無くなることだけだ」といった悲痛な訴えも聞かれました。

 G-bio社は、昨年の住民説明会で「絶対にパーム油は使わない」と明言したにも関わらず、今年6月に経済産業省の業務改善命令を受け、「本当はポンガミア油を使いたいが、経済産業省から言われたのでしかたなくパーム油を使うと言わなければならなくなった」と、使用する燃料を明言できずに説明が二転三転し、およそ説明会の体をなしていない状況でした。

 これまでの経済産業省の議論を見る限り、副産物とは言えないポンガミア油がFIT制度で認定される可能性はほぼありません。また、パーム油は採算ラインを超えて価格が高止まりして、日本では一件も稼働していない状況が続いています。よって、バイオマス液体燃料発電事業は、現実的に成り立たない状況なのです(朝日新聞「パーム油発電、全国で停止中 「話にならない」と各社が嘆く理由」)。

 G-bio社は、いたずらに住民の不安を招くばかりの状況を続けるのではなく、事業を白紙撤回すべきです。また、このような態度を表明し続ける事業者に、私たちがし払う電気料金によって運用されるFIT制度による売電を認めていいのでしょうか?FIT制度を運用する経済産業省は、本件のFIT認定を即刻取り消すべきでしょう。

 私たちは引き続き、G-Bio社に対してバイオマス発電事業をやめるように求めていきます。また、海外の森林を破壊し、莫大な温室効果ガスを排出するパーム油発電や木質バイオマス発電などが無くなるように活動を続けていきます。当会が協力するセミナーなどでも輸入バイオマス発電反対に関する発信を続けて参りますので、引き続き、ご注目と応援のほどよろしくお願いいたします!