4月7日に東京で「村人が語る!ボルネオ島の火災最前線とこれからの森づくり in 東京 〜村の青年団と日本の学生との交流を通してこれからの熱帯林保全を考える〜」を開催します!

村人が語る!ボルネオ島の火災最前線とこれからの森づくり in 東京
〜村の青年団と日本の学生との交流を通してこれからの熱帯林保全を考える〜
Front Line Fire Fighting and Forest Restoration in Borneo from the Eyes of Local Villagers

オランウータンなどの希少種が棲む生物多様性の宝庫ボルネオ島。
この島の大半を覆っていた原生林は、違法伐採やパーム油生産のための大規模農園、森林火災などによって半減しました。
かつて森の中で暮らしていたタンジュン・ハラパン村の村人も、時代の流れとともに違法伐採や金採掘、農園労働をするようになりましたが、NGOの支援などにより森林再生の道に進みはじめました。
このたび、昨年末のスタディツアーに参加した日本の中高生とタンジュン・ハラパン村の青年団メンバーが、ボルネオ島の熱帯林減少と自分たちの生活とのつながりとこれからの熱帯林保全に向けて何ができるかを会場のみなさまと共に考えます。

日 時:2019年4月7日(日)13:30〜16:30(13:10受付開始)

場 所:JICA地球ひろば2階 国際会議場
https://www.jica.go.jp/hiroba/about/map/index.html
※JR、地下鉄「市ヶ谷」駅から徒歩10分

参加費:無料

定員:100人(申し込みに達し次第締め切らせていただきます)

【当日のスケジュール】
13:30 挨拶
13:35-14:00 ドキュメンタリームービー「もりをふたたび」上演、解説
14:00-15:00 タンジュン・ハラパン村青年団ドニーさん・フェブリさん講演(インドネシア語通訳付き)
(休憩 10分)
15:10-15:40 ボルネオ保全学生グループSGBCメンバーとドニさん・フェブリさん対談
15:40-16:20 会場とともにディスカッション
16:20 お知らせ、閉会

☆終了後、講演会会場2階のJ’s Cafeでインドネシア人ゲストを交えての懇親会を行います。
ご参加希望の方は申し込みフォームより、懇親会について参加するボタンを押してください。

「ドニーさん・フェブリさんを囲んでの懇親会」
場所:JICA地球ひろば2階J’s Cafe
費用:3500円程度(学生は割引いたします)
時間:17:00~19:00

【海外ゲスト紹介:タンジュン・ハラパン村青年団メンバー】
ドニーさん
国立公園で働く心優しき青年。
青年団では、会計処理や事務作業を引き受ける縁の下の力持ち。

フェブリさん
中学校を中退したものの、独学で英語を勉強し、現在はガイドとして活躍中。
2015年の森林火災時には、火の中に飛び込んで消火した勇気ある青年。

【申し込み方法】
下記の申し込みフォームからお申込みください。
https://goo.gl/r4sBHZ

または、contact-hutan@hutangroup.org まで

主催:ウータン・森と生活を考える会、ボルネオ保全学生グループSGBC
協力:プランテーション・ウォッチ、ボルネオ保全トラスト・ジャパン(BCTJ)、palmstream

*本講演には地球環境日本基金の助成が使われます。

3月31日に大阪でインドネシアゲスト講演会「村人が語る!ボルネオ島の火災最前線とこれからの森づくり in 大阪」を開催します!

村人が語る!ボルネオ島の火災最前線とこれからの森づくり in 大阪

オランウータンなどの希少種が棲む生物多様性の宝庫ボルネオ島。

この島の大半を覆っていた原生林は、違法伐採やパーム油生産のための大規模農園、森林火災などによって半減しました。

日々消費されるスナック菓子やインスタント麺、マーガリン、コピー用紙など、ボルネオ島の熱帯林減少と私たちの消費生活とは決して無関係ではありません。

一方で、かつて違法伐採や金採掘に携わっていたタンジュン・ハラパン村の村人は、NGOの支援などにより森林再生の道に進みだしました。

このたび、タンジュン・ハラパン村の青年団メンバーをゲストを招き、現場で起っていることや村の将来に向けた活動など生の声をお聞きし、これからの熱帯林保全に向けて何ができるかを会場のみなさまと共に考えます。

日 時:2019331日(日)14:0016:30(受付開始13:30

場 所:ドーンセンター セミナー室1

    http://www.dawncenter.jp/shisetsu/map.html    

    京阪「天満橋」駅、Osaka Metro(旧大阪市営地下鉄)谷町線「天満橋」駅

参加費:無料

定 員:50人

【当日のスケジュール】

14:00 挨拶

13:35-14:00 ドキュメンタリームービー「もりをふたたび」上演、解説

14:00-15:00 タンジュンハラパン村青年団ドニーさん・フェブリさん講演

(休憩 10分)

15:10-16:10 質疑・ディスカッション「これからの熱帯林保全に向けて何ができるか」 

16:20 お知らせ、閉会

【海外ゲスト紹介:タンジュン・ハラパン村青年団メンバー】

ドニーさん

国立公園で働く心優しき青年。

青年団では、会計処理や事務作業を引き受ける縁の下の力持ち。

フェブリさん

中学校を中退したものの、独学で英語を勉強し、現在はガイドとして活躍中。

2015年の森林火災時には、火の中に飛び込んで消火した勇気ある青年。

【申し込み方法】

下記の申し込みフォームからお申込みください。

https://goo.gl/jjF4R8

または、contact-hutan@hutangroup.org まで

主催:ウータン・森と生活を考える会

協力:ボルネオ保全学生グループSGBC、プランテーション・ウォッチ、ボルネオ保全トラスト・ジャパン(BCTJ)、palmstream

*本講演には地球環境日本基金の助成が使われます。

ウータン・パーム油学習会 第12回「アブラヤシ農園と人権の問題〜インドネシアの「希望の地」パプア州から」

ウータン・パーム油学習会 第12回「アブラヤシ農園と人権の問題〜インドネシアの「希望の地」パプア州から」

大部分がまだ広大な熱帯林に覆われたニューギニア島のパプア州は,インドネシア国家の政策のもとスマトラ島・ボルネオ島に次ぐ開発のターゲットとなっていて,2020年までに大阪府の面積の20倍の森がアブラヤシ農園にされようとしています。多くの企業が進出を始めていますが,その裏にはバイオ燃料など様々な産業での需要が増えていることがあります。しかし,パプアでは1980年代以来,広大な先住民の土地が開発のために奪われ,軍や私兵による人権侵害も行われてきました。企業は地元住民の人権や環境問題を無視して開発を進めていて、政府が掲げる「権利に基づいた開発」「持続可能なパーム油生産」,「環境への配慮」は口先だけの政策になっています。日本でも身近な食品や洗剤などに使われているパーム油(「植物油脂」という表示の中に隠れていることも)の生産現場で起きていることについてお聞きする貴重な機会です。

【日時】 2019年2月2日(土)15:10~16:10
(前のプログラムが終了後にご入場いただけます)

【場所】 大阪市北区民センター1階 第1・2会議室(ワンワールドフェスティバルの会場内)
http://www.interpeople.or.jp/owf/access.html
大阪メトロ堺筋線「扇町駅」直結、JR環状線「天満駅」徒歩1分

【講師】 ディアント・バクリアディさん(インドネシア土地問題情報センター代表、京都大学東南アジア研究センター招聘教授、前インドネシア国家人権委員会副委員長)

【参加費】 無料

【定員】 50人

【お申込み】 こちらのフォームからお申込みください
http://urx.space/Oqrs

【お問い合わせ】 contact-hutan@hutangroup.org

*地球環境基金の助成を受けて実施します

☆☆☆ワン・ワールド・フェスティバルでは、2月2日、3日の10~17時 ブース出展もしています☆☆☆
ウータン・森と生活を考える会の活動を知ったり、メンバーと交流するチャンスです!
会場は「北区民センター」内です。
http://www.interpeople.or.jp/owf/
お好きな時間帯にお気軽に遊びに来てください!

(7/21 大阪)第11回パーム油学習会「パーム油を使う私たちが日本でできるアクションとは? ~問題解決のために~」

(7/21 大阪)第11回パーム油学習会「パーム油を使う私たちが日本でできるアクションとは? 〜問題解決のために〜」 これまでに、様々なテーマ・視点・ゲストによる”パーム油について考える学習会”を行ってきましたが、今回はこれまでにも参加者にいただいていた「実際にできることが何かを知りたい」という声を受けて、日本に暮らす私たちができる”アクション”をメインに考える機会を持ちたいと思います。ウータンとしてもこの結果を受けて新たなアクションにつなげていきたいと思います。 https://www.facebook.com/events/193693907954118/

ボルネオエコツアー2018の募集を開始しました!

【 8/25-31 森の中でのホームステイ ボルネオ島・エコツアーのお知らせ】

ウータンでは2012年より、インドネシアのタンジュン・プティン国立公園地区(ボルネオ島)にて、NGOのFNPFやタンジュン・ハラパン村の村人と共にエコツアーを行ってきました🇮🇩

エコツアーには、日本で生活する人たちに、「現地の自然や村での生活を体験し、開発の問題を知ってもらい、植林活動などを共に行う」とともに、現地に暮らす村人に、「ホームステイの受け入れやプログラムの提供などにより大規模な開発を伴わない現金収入を得る機会を持ってもらい、(日本からの参加者との交流を通して)森を守る活動を続けることに誇りを感じてもらう」というようなねらいがあります🐒

今年のエコツアーは、8月25日〜31日に開催することとなりました。ご都合つく方はぜひご参加を検討ください!また、ご関心ありそうなお知り合いの方にお伝えいただけると幸いです😊

詳しくはこちらから

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会に対して、パーム油・紙の調達基準(案)に関する意見を提出しました

ウータン・森と生活を考える会は、3月30日に、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会に対して、パーム油・紙の調達基準(案)に関する意見を以下の内容で提出しました。

1)パーム油に関して、ISPO、MSPOは外すべき

ーISPOはインドネシア政府やパーム油産業・業界団体、MSPOはマレーシア政府やパーム油産業・業界団体による認証で、基準はRSPOに比べて甘いことが、先住民等森林とともに暮らす人々を支援するNGO Forest Peoples Programmeによるスコアも低い。https://www.forestpeoples.org/sites/default/files/documents/Palm%20Oil%20Certification%20Standards_lowres_spreads.pdf

ISPOとMSPOは持続可能性の基準を満たすことは到底不可能であり、外すべきである。

2)パーム油に関して、「使用するパーム油量に相当するクレジットを購入する方法も活用できることとする」を外すべき

RSPOクレジットはお金を出せば持続可能でないパーム油を使用してもいいことになり、オリンピックで使用される商品や製品そのものが持続可能性を満たすことにはならないため、外すべきである。

3)紙に関して、PEFC(SGECを含む。)の認証紙は外すべき

業界主導のPEFCやSGECは審査基準が緩く、また審査方法も非常に甘く、持続可能な森林認証としてはFSCに比べて物足りない内容である。例えば、インドネシアでは管理地に土地紛争と泥炭地上の植林地を多数抱えているAPP社(Asian Pulp & Paper)やAPRIL社(Asia Pacific Resources International Holdings Ltd)もPEFC認証を得ているため、認証材として購入可能となってしまうので対象から外すべきである。

参考: http://www.alterna.co.jp/23869

4)紙に関して、FSC認証にも問題があることを認識し、周知すべき

FSC認証に対しても、FSC-WatchなどのNGOが2006年以来,一貫して問題点を指摘し続けている( https://fsc-watch.com/about/ )。特に大規模産業植林や原生林の伐採にも認証を与えているのは特に大きな問題である。先日、Greenpeace Internationalが住民の権利保護や森林管理の改善に寄与していないとしてFSCのメンバーシップを更新しない発表をした( https://www.greenpeace.org/international/press-release/15589/greenpeace-international-to-not-renew-fsc-membership/ )。FoE英国もFSCは推奨しないとするなど,大手NGOもFSCから距離を置いている( http://www.fsc-watch.org/archives/2008/09/22/Friends_of_the_Earth )。 ただし、上記NGOは、PEFCその他の代替案となる認証はさらに悪いと指摘している。認証としては、FSCが一番ましであるが、すべての紙は古紙、再生紙で賄うことを推奨する。