忍びよる魔の手、そして生活とのつながり

うまくいったかにみえた現地住民・NGOとのプロジェクトでしたが、わずかに残されたここの森にもアブラヤシ プランテーション開発の魔の手が忍び寄りました。多くの村人は、プランテーション開発に賛成しましたが、子どもを 学校にやりたい、家にバイクが必要だ、というニーズは日本に住む私たちが否定できるものでもありません。
しかし50年後、プランテーションにより荒廃した土地で何も取れなくなったら?あるいはもっと早く、アブラヤシの 病気が蔓延して全滅したら?パーム油の価格が暴落して企業が撤退したら? 長い目でみて皆が幸せになれる道を探る ことが必要でしょう。