ボルネオエコツアー

ボルネオ島エコツアー

〜森の中でのホームステイ〜


ウータン・森と生活を考える会では、現地のNGOや村人と協働して、
2012年よりボルネオ島エコツアーを開催しています。
エコツアーでは、日本からの参加者はボルネオ島の自然と文化を体験し、
熱帯林の問題と保全に向けた活動を経験することができます。
受け入れ側の村人にとってはツーリズムを提供して収入を得られるため、
自然と文化を保全するインセンティブになるという意義があります。
ツアー参加者と村人はプログラムやホームステイを通して交流したり、
知見や経験を共有したり、互いの活動を発展することにつながります。

2019年エコツアーの募集は終了しました

来年のご参加をお待ちしています!


詳しくはチラシを参考にしてください↓

出会い

オランウータンの研究で有名なタンジュン・プティン国立公園でのジャングル・クルージング。オランウータンの他テングザルなどボルネオ特有の動物に出会える!

学び

ボルネオ島で急速に森が失われている背景、多くの日用品に使われている「パーム油」の生産が起こしている問題について学びます。

活動

森林保護・再生に取り組む地元NGOや村人と一緒に植樹や環境教育を体験します。

体験

国立公園とアブラヤシ(パーム油の原料)農園とのはざまにある村でのホームステイ。ホストファミリーや村の子ども達と仲良しに!

こんな方にオススメ!

・環境問題、熱帯林減少、パーム油の問題に関心がある。

・植林活動や環境教育を体験したい。

・ボルネオの自然を体感し、オランウータンなどの動植物に会いたい。

・インドネシアの農村でのホームステイや村人たちとの交流に関心がある。

・国際理解教育や開発教育に関心がある。

参加者の声

これまでの参加者の声
・普段日本では味わえない経験や、出会い、またたくさんの知識を得ることができました。物の見方や考え方、価値観が大きく変わりました。(20代・男性・大学生)

・最も印象に残ったことは、村でのホームステイです。初めは言葉もわからず、日本とは文化も文明も違ってどうしようかととても不安に思ったのですが、村人の優しさや子どもたちの笑顔に触れて不安もすぐに消え去りました。(20代・女性・大学生)

・この景色が素晴らしい。流域に沿ってニッパヤシが生い茂るジャングル。私は、川と森が大好きで満足しました。(60代・男性)

・熱帯雨林の伐採で急激にオラウ―タン等の生息地が狭くなり絶滅の危機にある事や、マングロープの伐採で多くの地域が失われているのを見て、日本では考えていなかった自然破壊が進んでいることも知りました。(70代・男性)

・自身の研究テーマが「開発教育」で、現場で起こっている問題をリアルに表現し行うことへの難しさを感じていていましたが、この旅で、森と共に生きること、人と共に生きること、動植物、自然と共に生きることを五感で感じることができました。(20代・女性・大学院生)

・日本で森林復元活動に関わっているので、実際に現地で村人が主体になって苗木作りや、森の復元活動を行っている現場に行けたことはとても興味深かったです。(30代・NPO職員・女性)

2019年のボルネオ島エコツアーの内容

【オランウータンに恵まれた初日】
✈️2019/8/26 ボルネオ島エコツアー①🛶
.
今年のツアーは去年より少ない8人の参加で、受入先の村の人たちは人数が減ったことを少し残念がっていたようですが、ツアーとしてはコンパクトに動けてちょうど良い人数だったかもしれません。
ボルネオ島についてからの2時間の遊覧船の旅では、受入団体の若者たちは同世代の参加者が少なく最初は恥ずかしがっていました。一方で、今年は少し年上の村人も参加してくれたため、サイチョウ、テングザル、メガネザルなどこの地域で見れる動物についての話で盛り上がったりもして…
と思いきや、村に着く直前に野生のオランウータンと遭遇❗️それも4頭🐵🌳✨
.
ホームステイ先の村に着き、歓迎の印としてtepung tawar, beras kuning, puduの木の樹皮を使った出迎えをしてもらいました🎊👏🏽
これはマレー民族の結婚式などお祝い事のある時の儀式で使われるものですが、今年初めて、受入団体の青年団メンバーたちの発案で行われました。
村ではみんなで一緒に村の母ちゃんたちの🥗手作り料理🍲を楽しんだ後、改めて自己紹介。日本からはガイドをしている人、オランウータンの研究をしている人、大学教授や元中学校の先生、またフラワーエッセンスを使ったセラピーをしている人など多様な経験・知識をもった方たちが参加。村の青年団からは、ガチガチに緊張した😖10代から知識経験豊富な40代までの男性たちがガイドとして参加してくれています。(料理担当以外の女性参加がないのが残念💦)
.
その後、村の目の前にある国立公園のオランウータンのフィーディング(餌付け)を見学。ここでも赤ちゃん連れ🤱🏽を含む4頭のオランウータン達と出会いました🎶
1日でこんなにオランウータンとの出会いに恵まれたグループは、9回目になるエコツアー史上2回目⁇の幸運🍀
みなさんこの場を後にするのは本当に後ろ髪引かれる想い💇🏻‍♀️だったと思いますが、特別なツアー初日でした✨

【学び沢山のボルネオ2日目】
✈️2019/8/27 ボルネオ島エコツアー②🛶
.
朝から2時間のリバークルーズで滞在先の村からさらに上流へ。途中で野生オランウータンがいたり(早々に森の奥へと姿を消しましたが…)、🐒テングザルの群れや🦅野鳥の観察をして楽しみました。
.
到着した訪問先はローカルNGO・FNPFの拠点。アブラヤシのプラテーションができる頃に、農園の拡大を防ぎまだ残る森を守るために購入した土地で、今は有機農業・環境教育・外国人ボランティア受入の場所として活用しています。また、一部の森は近くの畑から延焼した火災で失われてしまったため、再生のための植林も行われています。
.
道中に立ち寄ったアブラヤシ農園では、泥炭湿地を排水して開発することで起こる問題などについても学び、パーム油をどのように使うべきかといった日本での生活に直結することに話題が及び、白熱した質疑応答・議論が繰り広げられました。
.
他にも、金採掘跡で昔の作業の様子について聞いたり、野生復帰のリハビリ中のサイチョウを見学したり、有機農法の実験畑で手入れの仕方について話し合ったりなど、アクティビティ盛りだくさんの一日でした!
ここは、森が失われオープンスペースが多いことで、晴れていると暑くてすぐ体力を消耗してしまうのですが、幸いなことに今日は曇り。…いや、もしかして火災の煙なのか?と、NGOスタッフも懸念が拭えない様子でした。

【ジャングルでの暮らしと森林火災】
✈️2019/8/28
🛶ボルネオ島エコツアー③の1
.
今日は村の対岸から国立公園に上陸して熱帯林の中へとトレッキング👣🌿
そこは昔集落だったので、今でもお墓だけは残っている。焼畑やゴムの木を植えた跡がある。切ると水の出る根っこがある。火取り油にできる樹液がある…などなど、村出身のガイドたちに教えてもらいながら歩く道のり。
彼らの親・祖父母世代はこの森の中に住んでいた人たち🏡 毎日ここで動物たちの声を聞きながら、🌳森の恵みと自分の手で生み出す農作物や生活道具によって生きるとは、どんな暮らしだったんだろう…👀⁇と想像が膨らみます💭
.
また、途中には2015年の大火災🔥で燃え尽きてしまった場所もあり、当時消火活動に参加した村人に話をしてもらいました。
💬その年は異常に雨の少ない乾季で、消火しようにも水の確保が大変だった💦
💬泥炭地という土地の特徴から土壌ごと燃えて複数の場所で同時多発的に燃え🔥地面を十分に濡らさないと鎮火しない。
💬国立公園といえど、一部が切り取られたように村があって保護区外になっていて、そこでアブラヤシ農園が広がっているため火災のリスクが高い⚠️
などなど…
目の前の火災跡地は背丈より高い草が生い茂っていて、一見燃えたことは想像しにくいかもしれません。
でも、よく見ると立ち枯れた高い木があるので、初めて訪れる参加者さんにも、燃える前の森の姿が少しはイメージできたでしょうか…??

【森のガイドたちの伸びしろに期待!】

✈️2019/8/28
🛶ボルネオ島エコツアー③の2

さて、そんなこんなで植林地に到着し、植樹とそのメンテナンス体験を。

ただ、乾季の真っ只中にこんな炎天下で植えて苗木たちは大丈夫なの…⁇💦という不安が参加者さんの中からあげられました。
毎年この時期のツアーで植林はしていますが、確かに今年はいつもより乾燥が強く心配ではあります。
一方で、せっかく参加してもらったツアーの中で、見るだけでなく体験をしてもらうことは大事だとも考えています。
もちろん、植えた木がどうなるか?を具体的に想像し大事に想う気持ちは尊く、今回はツアーのアクティビティの企画のし方やその伝え方に関して、とても大事なヒントをもらったと感じています。

さらに、村に帰ってからも「エコツアーで森の中を歩くときのガイドのしかた」について、別の貴重な意見をもらいました。
特に、今年の参加者さんの中には日本でエコツアーのガイドを長くやってらっしゃる方がいて、その経験も踏まえてのアドバイス。
今回ジャングル・トレッキングの中でいくつか植物の紹介や人がここで暮していた頃のお話をしたりしましたが、そういったことを通して自然の循環について解説し、参加者の理解度を高める仕掛けがあるとガイド(ツアー)の質が高まるよ✨というお話でした(と理解しています💦)
この辺りは、ウータンとしてもまだまだ力不足だなぁと思いつつ、また、ガイドをしてくれている村の若者たちも完全に言語化はできていない部分かなと思います。
機会があれば、そういった解説をうまくしているツアーにお邪魔して勉強させてもらう、そういう研修のようなものに村の人たちを招待できたら…というインスピレーションが湧きました。

こういった意見を筆頭に、日本の参加者さんたちから本当に沢山のアイディア、アドバイスがどんどんでてきて、議論の尽きないツアーになってきました!🗣💬✨
「森の案内だけじゃなくて“村ツアー”もやってほしい!」
「手作り工芸のお土産を作っている人のお家で体験しながらついでにお買物もしたい!」
などなど…
村を歩いて回ることや、工芸品体験やお土産購入は、もともと予定に入っていたので、それを新しく出てきた意見に合わせるかたちで少しアレンジして、翌日実行することになりました。
「こんな意見が出てるから、明日は気合い入れてやるよ!」と村のガイドたちと再打合せ💪🏽🤓‼️
その熱は翌日も冷めぬまま…

【レッツゴー、村ツアー!】
✈️2019/8/29
🛶ボルネオ島エコツアー④の1
.
今日は村で一日中ゆっくり過ごす最初で最後の日。
朝イチは村の学校を訪問しました🏫
自由見学をした後は、小学生にグラウンドに並んでもらって質問セッション。
「好きな科目は?」
-理科、インドネシア語(国語)、、、
「大きくなったら何になりたい?」
- 警察、学校の先生、、、
などなど、みんな元気に答えてくれました。
また、対応してくれた先生に日本の参加者からの質問も尽きず、名残惜しい気持ちで学校を後にしました。
.
村の端っこにある学校を起点に、その後は村ツアーと称して歩き始めます。
自然素材を使った敷物を編んで売っている村の母ちゃんのお家を訪問して体験させてもらったり、オランウータンなどの木彫りを作っている父ちゃんのお家でも同様に体験を。その中で、この地域の植物や村の人たちがそれらをどう活用しているかなど村の生活についても学びました。
また、一歩進むたびに薬用の樹木があったり虫や鳥が見つかったり、野菜を紹介したりなど、おもしろいものは尽きません。
また、家の裏の森に入ってラタンを採取するのも見学しましたが、まるでミニ・ジャングルツアー😆
.
午後は、子どもたちとの植樹やお別れ会など、まだ続きます

【村の子どもたちパワー炸裂!】
✈️2019/8/29
🛶ボルネオ島エコツアー④の2
.
午後からは村の子どもたちと共同で植樹作業!🌿
でもその前に、なにを植えるの?なんで植えるの?を、みんなで考えてみようという、環境教育セッションが入ります。
ツアー受入団体でもある青年団のメンバーから、これから植える樹種が在来種であることや、木の名前や特徴を説明してもらいました🌳
事前打合せ通り、「一方的な説明じゃなくてインタラクティブに」を意識して、クイズ形式のようなやり取りで進めていきました。
特に、「この木の実はどの動物が食べるでしょう?」には、子どもたちの手が次々に上がって「オランウータン!」「テングザル!」「サル!」などなど盛り上がって答えてくれました🐵
また、ウータンからも
なんでローカルな木(在来種)を植えるのかな?
例えばみんな、日本の料理を毎日食べることになったらどうかな?
お母さんの料理の方が好きだよね?
さっきみんなが答えてくれた動物たちも同じで、食べ慣れたものが食べたいんだよね。
だから、この木を植える理由の一つは、動物たちのため。
などと、子どもたちに伝えました。
そして、大盛り上がりのグループ分け&看板お絵かきからの植樹🌱
足元の悪いところも子どもたちはたくましく入って行って、ツアー参加者さんたちと一緒に各々植えていきます。
.
その後は、まだ回りきれていなかった村の部分を歩きながらボチボチ解散。
一部の人は村に隣接するアブラヤシ農園の見学にも行きました。
.
そして迎えた夜のお別れ会。
参加者さんたちは時間通り集まって座っているのに、村からの出し物が待てども待てども始まらないハプニング(いや、よくあること?😅)
村役場のグラウンドに設置したスピーカーの調整やら、踊りを披露してくれるグループとの打合せやら、「いつ始まるのか全く見えてこない…‼︎」と内心焦りマックス😨
そんなこんなで何とか始まった子どもたちのパフォーマンス💃🏽
一部自作の衣装に身を包んだ女の子たちが、カリマンタンやインドネシア特有の踊りを披露してくれました。
朝に学校で対応してくれた若い女性の先生が指導して、子どもたちも自主練習をしてこの日を迎えたとのことでした👏🏼👏🏽
パフォーマンスの後は簡単な説明やQ&Aを挟んで、参加者も村の大人たちもみんな混じって一緒に踊ろう!🕺🏻🎼
.
そして、落ち着いたところで日本チームからのお礼も兼ねて、お味噌汁を村風にアレンジしたものを村の人たちに振る舞いました🍲
.
最終夜だからか、各々のフォト・セッションもなかなか止むことはなく、夜が更けていきます…🌌💫