ボルネオ森林火災

インドネシアの森を守ろう

インドネシアのカリマンタン島(ボルネオ)は、オランウータンやテングザルなど特有の動物や 貴重な薬の供給元ともなる植物も多く存在する生物多様性の宝庫です。
その森が、気候変動、そしてパーム油開発により現在大規模に燃え続けています。すでに大気に放出されたCO2 は16億トンと日本の 年間温室効果ガス総排出量を上回り、このままでは遠くない未来に私たちの暮らしを直撃するでしょう。

私達の暮らしを守る熱帯林を、火災から救おうと命がけで消火活動に励む現地のNGO の仲間たち。 現地ではすでに火災後の森林再生にむけた動きも始まろうとしています。

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遠いインドネシアの問題、だけでは済まされない

大規模な森林火災は、今インドネシアだけでなくカリフォルニア、アラスカ、ブラジル・・・世界中で発生しています。 「地球の肺」として機能している森が消えると、最近の豪雨や竜巻、夏の熱波などの、異常気象がますますひどくなります。 特に、今燃えている泥炭の大地は二酸化炭素を貯めこみ、「火薬庫」と呼ばれています。
火災によって大気に放出された温室効果ガスは、私たちの暮らしを直撃します。

身近な消費と熱帯林消失のつながり

インドネシアのカリマンタン(ボルネオ)島は、オランウータンやテングザル、ギボンなど地域特有の動物や貴重な薬の供給源となる 植物も多く存在する生物多様性の宝庫です。
森林火災の原因の一つは、私たちがスナック菓子やインスタント麺で使用しているパーム油のためのアブラヤシ大規模農園開発です。

現地で今起きていること・・・

私たちが主に活動してきた、インドネシア国立公園に近いある村では、家の中にも煙が充満して咳き込んだり、ひどい時には 数メートル先を歩く人が見えないこともあります。現地では煙害で飛行機が飛べなかったり、船が出せなかったりと交通機関にも 支障が出ています。
この火災によるインドネシアからのCO2排出量は、8~10月の間に16.5億トンにも上ると言われ、これは日本の年間排出量を上回る量です。 他の地域を含めた林火災によるCO2排出量は最大34億トンと試算されています。

9月に特に火災がひどいインドネシア・中央カリマンタン州のタンジュンプティン国立公園からの報告が入っています。9月20日には昨年の 一年間の火災に匹敵する6000箇所、9月末には12000箇所が燃えました。雨が2ヶ月以上も降らず、10月18日に4万箇所に増え、被災者は18万人を 上まわっています。消火活動はNGOと被災にあった村人が主に担いました。火災は更に拡大、11月初めには12万7千箇所、50万人以上の被災に なっています。

今、次のような設備、資金が必要です。
  ※詳細は現地の最新情報を収集し、11/21の集会や本サイトにてお伝えします。

  • 林野火災用具
  • 消防活動教育研修費用
  • 植林に関する費用
  • 現地NGO活動資金

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ウータンならではの、今お伝えしたいこと

「ウータン・森と生活を考える会」は、インドネシアの中カリマンタンにある、タンジュンプティン国立公園周辺を中心に、 現地NGOと共に 森林保護に取り組んできた団体です。
パートナー団体の一つ、FNPF(Friends of National Parks Foundation)は、 メンバーのほとんどが現地の村人で組織されており、村での エコツアーや植林、環境教育を共に進めてきた大切な同志です。
今、彼らは危険を承知で最前線に立ち、消火活動に全力を尽くしています。

2015年末に行われた大規模森林火災緊急集会でのご意見・ご感想です。

  • 地平線までの(プランテーションの)写真はインパクトがあった
  • 大学の地球温暖化の授業から推薦されたイベントの1つとして来た
  • 火災の原因、通報、消火はどのようにしているか
  • プランテーション企業や自治体の動きや、火災の責任はあるか
  • 火災を止めるより、おこさない方法をどうするか?

 あなたの声をお聞かせください

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